余白を作ることは本当に大事。
今日は部下の妻がお腹の張りを訴えたため有給休暇で付き添うように指示しました。
僕も二年前に妻が切迫早産になり、「仕事を休んでよいか」をかなり考えました。
その時は無理せず休ませてもらったのですが、管理者の立場もあったので悩んだのを覚えています。
今回は部下が同様のケースになり、一瞬休んでいいか迷ったと思います。
私の職場は個人病院の外来で、仕事に忙殺される現場です。
ここで休めないような環境や、休みをもらいにくい環境を作ると後で関係性が悪くなります。
マンパワーは十分にある環境を作る
悲しいことに私の職場はマンパワーが足りず、なかなか有給休暇もやれてない環境です。
有給消化率は年間で40%前後でしょうか。使いきれないスタッフも多々います。
有給休暇を全消化するつもりでシフトを組めば、毎日の業務で手一杯になって離職率が高くなると思います。
使い切れていないスタッフには悪いですが、有事の際に「気兼ねなく休める環境」を作っておくことが仕事をする上での安心につながると思っています。そのためには仕事がスムーズに行えるような環境つくりが大切です。
余白はものすごく大切
忙殺は心の余裕をなくします。
心の余裕があれば、人間関係も円滑に進むのに忙しいとそれすらもなくしてしまいます。
「忙しい」という漢字は「心を亡くす」と書く。
というように、常に冷静にいるには心の余裕はとても大切です。
スケジュールをパンパンに詰め込むよりも、1つスケジュールを空ける「余白」を作ることが大切だと思います。
余白を作るために必要な仕組み化
病院のような職場はどうしても高齢者相手が多くなります。
仕組み化をしてセルフサービスで患者さんに動いてももらうように提案すると、対立する意見が「患者さんにもっとサービスしてあげないとかわいそう」というワードです。
最近の高齢者はスマホも扱えるし、銀行のATMも触れるし、スーパーのセルフレジも扱えます。
わかりやすい仕組みを作りさえすれば、人件費を大幅にカットできます。
仕組み化を作ろうとせず、不必要なマンパワーばかり浪費して休みにくい環境を作るのはおかしい。
こんなブラックな会社。やめてやる!わけにはいかん。
病院で働くほとんど人達は、かなり古い体質の会社で働いていると思います。
看護師として今の職場をやめて他の職場に転職しても、看護師である限りあまり待遇は変わらないと思います。
それならば、変えていくしかない!
お金<時間<人
人生で一番大切なのはお金ではなく、時間でもなく、人間関係。
大切な同僚のスタッフと幸せに暮らしていくためにも、日々改善を心がけます。