.png?w=60&ssl=1)
そのようなことを考えていませんか?

33歳から管理職になりました。
後悔しないためにも若いうちに勉強しておく看護のジャンルについてなやんでいますか?
勉強すべきジャンルはリスクマネジメントです。
若いうちにリスクマネジメントの基礎を学んでおく事は重要です。
その理由について深掘りします。
Contents
医療の安全体制は脆弱すぎ
原子力発電所や飛行機、新幹線など間違いがあると大事故に繋がる職場には何重ものチェック体制がしかれています。
そのチェック機構をすり抜ける例はほとんどありませんが、医療はそれらとは違いチェック機構が脆弱です。
医療は、Aという治療をすると決めていても患者の状態や訴え、検査結果などでいきなりBという治療に切り替わったりします。
その時治療内容を変えるという指示を受け取り、実際に投薬などの治療を行うのは看護師の仕事です。
看護師は治療やケアの最終施行者になることが多くその時にミスが起きやすいのです。

人は必ず間違える
意図しない結果を生じる人間の行為をヒューマンエラーと言います。
ヒューマンエラーは大きく分けて、
・やっちゃいけないことをやっちゃうエラー
・やらなきゃいけないことをうっかり忘れるエラー
この2種類に分けられます。
うっかり忘れる系のエラーはタイマーをかけるなどして防げます。しかし、やってはいけないことをやっちゃうエラーは防ぎにくいです。
なぜ防ぎにくいかというと、本人はエラーをするつもりがないのに意図しない結果を起こすのがヒューマンエラーだからです。
例えば、高いところにある物をとる時は脚立を使うと決めているルールを無視して、「こっちの方が早いから」と不安定な椅子を使って取ろうとして怪我をする。
最初から怪我しようと思ってしたわけではない。なのにインシデントが起きてしまうのには理由があります。
10分後、10ヶ月後、10年後を見据える。
なにかルールを破って仕事をする時、短期、中期、長期目線でどういう問題があるかを考えましょう。
例えば仕事をずる休みするとします。
短期的には体も休まりますが、中期的には仕事をずる休みしがちな体質になっていきますし、長期的には勤務態度が悪いとして解雇の原因になったりすることもあります。
なにかルールを破る行動をしようか迷った時は、中期的、長期的にみたらどんな悪影響を及ぼすだろうか?と考える力を養いましょう。
歳をとると自分の経験を過信する
「私はこのやり方がしやすいから。」
そんな理由で決められたルールで業務をしない看護師もいます。
看護技術にはなんでもエビデンスがありますよね?
そこには業務を安全に行うための手順が盛り込まれています。
決められたルールで業務を行わないと、10分後や10ヶ月後に事故を起こさなくても10年後に大事故を起こす可能性もあります。
「いままでこのやりかたで間違いはなかったから大丈夫なはずだ。」
と思い込んでしまいます。
その経験が長くなればなるほど厄介な自信に育っていきます。
まとめ
なるべく若い時に、自信過剰な考え方にならないための論理的な思考を身に着けることが重要です。
リスクマネジャーの研修や、ヒューマンエラーの研修があれば積極的に参加してくださいね。
30歳をすぎたあたりから違いが出てきますよ!(僕は若いうちから研修に行って本当に良かったと感じてます。)