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電気自動車に乗るときに一番心配になるのが、”バッテリーの劣化速度”だと思います。

そう思ってはいませんか?
実は僕も心配になり調べました。そこでわかったのは、新品交換ではないということ。
そこで気になるのが、
①どのくらい走れるバッテリーに交換してくれるのか?
②将来、私のリーフは保証の条件に入る可能性があるか?
この2点について詳しく説明していきます。
Contents
保証内容をざっくり説明!
日産のHPの文章がわかりにくいので、ざっくり説明します。
新車登録してから8年以内または16万km走行するまでのどちらか早い方の場合において、日産が定める基準までバッテリーが消耗しているようなら、ちょっとマシなバッテリーに無償交換します!って感じです。
この時点でピンとくる方はわかると思うのですが、16万キロがキーワード。
8年間で16万km。

その詳しい内容がHPに書いていますので説明していきます。
バッテリー保証内容をHPで確認
まずは、その難解な保証内容を記したページを載せます。

↓
リチウムイオンバッテリー容量保証
30kWh駆動用バッテリーは、新たにバッテリー容量の低下を抑制する技術を開発し、耐久性も改善。 バッテリーの寿命性能も向上したため、バッテリー容量を「8年160,000km」*保証しています。
本保証は「30kWh駆動用バッテリー搭載車」の場合。正常な使用条件下において新車登録から8年間または走行距離160,000kmまでのどちらか早い方において、ツインデジタルメーターのリチウムイオンバッテリー容量計が9セグメントを割り込んだ(=8セグメントになった)場合に、修理や部品交換を行い9セグメント以上へ復帰することを保証しています。「24kWh駆動用バッテリー搭載車」の場合は、5年間または走行距離100,000kmまでのどちらか早い方の保証となります。
引用元:http://history.nissan.co.jp/LEAF/ZE0/1211/maintenance.html
どうでしょう?
ちょっと、よくわからないですよね?
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でも、一番重要な部分は、ツインデジタルメーターのリチウムイオンバッテリー容量計が9セグメントを割り込んだ(=8セグメントになった)場合という文章です。

ツインデジタルメーターのリチウムイオンバッテリー容量計ってなに?
これがツインデジタルメーターのリチウムイオンバッテリー容量計です。
写真は僕のリーフ。1年半乗って、約9000km走行していますが、まだ目盛りは一個も減っていませんね。
(2020年11月追記。2年半で15000km走行しましたが、まだメモリは1個も減っていません。)
実はこの目盛りの事をセグメントと言います。さっきの難解な言葉が2つとも出てきましたね。
僕のリーフは目盛りがMAXなので、1個も減っていない状態です。
ここで注意!
勘違いしやすいのが、目盛りが10個に見えること。
実際に目盛りを数えてみればわかりますが、目盛りは12個あります。
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8セグメントは何%くらいか?
では、保証内の「8セグメントになった場合」というのは、電池残量的にはどのくらいを指すのでしょうか。
単純に目盛りを12等分してみると、1セグメント=8.3%の計算になります。
じゃあ、1セグメント消耗ということは約8.3%のバッテリー容量がなくなっているということになりますね。
1個づつ減らせば8セグメントの時の電池容量が見えてきます。
整理した図がこちらです。
12セグメント | 電池容量:約92~100% |
11セグメント | 電池容量:約84~92% |
10セグメント | 電池容量:約76~84% |
9セグメント | 電池容量:約65~76% |
8セグメント | 電池容量:約57~65% |

これはあくまで推測です。
(日産からの明らかなソースを見つけれませんでした。)
60%だとどのくらい走る?
僕が新車で購入した当時、航続可能距離は300km前後でした。
そこから計算すると、フル充電時で航続可能距離180km前後が保証のラインになってくることが予想されます。
(気温によるバッテリー容量の変動はあります。)
ちなみに僕は1年間で約8000kmほど走行したので、8年間では64,000kmしか走行しない計算になります。16万キロの保証には程遠いです。

コチラの記事でバッテリー消耗の早さについても書いています。
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新型リーフのバッテリーはどのくらい消耗する?【1年間乗った結果】
日産リーフの航続可能距離はどのくらい落ちる? 僕の新型リーフは2018年の8月と2019年の7月と比較して、約4%の航続 ...
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もし保証が有効だとしても…。
ここでもう一度保証内容の確認です。
日産のHPでは、「修理や部品交換を行い9セグメント以上へ復帰することを保証しています。」
と書いてあります。
もし保証を受けれたとしても、電池容量を約10%程上昇させます。という内容です。
2~3年分、もしかしたら1年分くらいの電池容量の復帰しか見込めないかもしれません。
バッテリーは予想以上に長持ちするはず
ここまで説明しましたが、裏を返せば日産側は、「新車後8年間、16万km走行では、8セグメント以下にはなりませんよ!」ということなんですね。
もしも8セグメントを下回ることがあるとしたら交換します。
これは自信がある証拠です。

まとめ
年間2万kmくらい走るユーザーなら保証内に入る可能性はあります。しかし、保証条件の8年間か、16万km走行のどちらか早い方でバッテリー容量が8セグメントにならないとだめだよ。っていう保証なので、受けれたらラッキーくらいで考えておきましょう。
僕たちが予想している以上にバッテリーの長持ちするようです。
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