病院で働いていると、部署のカラーが見えてきます。
急性期でバタバタしている病棟や、慢性期の病棟で落ち着いている病棟。
僕は外来なので、いろんな病棟や他の病院の状況も見てます。
(往診などで医師と別の病院に行くことがあります。)
そこでよく見えるのが、看護スタッフの表情の違いです。
Contents
看護師の業界は考えが古いところが多い。
僕の働いている病院は市内では大きい方の病院に当てはまる個人病院。
看護師は150人位いると思います。
その中の外来部門の管理者をしています。
といっても、僕は34歳。他の管理者はみんな40代後半です。
実は看護師の業界は僕くらいの年齢の人ってあんまりいないんです。
理由は看護師は女性が多く、結婚して退職したり、産休と育休でいないから。
なので年代別で言えば、
20代・・・20%
30代・・・10%
40代・・・30%
50代・・・30%
60代と10代が残りの10%
みたいな感じ。
子供が大きくなって復職する感じで40代からまた増えだす。みたいな感じです。
期待の若手なんかは、都市部のバリバリ意識高い系の病院にいっちゃいます。
でもこれはしょうがないことです。
問題は、看護師の高齢化で新しい風についていけないことだと思います。
リスク、リスクのがんじがらめ
病院は患者さんの命を預かっています。
1にも2にも、安全なんです。
病院内で転倒して頭打ったら、病院の責任。
その後の対応がかなりシビアになってきます。
看護師に落ち度はあったか。
事前に家族にこうなる可能性があること説明したか。
なぜ入院時にそのような説明書のパンフレットをもちいて説明していなかったか。
とにかく、リスクファクターのしらみつぶし。

まずは無駄を徹底的になくす
じゃあ、それ以外のとこで無駄なところを徹底的になくすしか方法はありません。
1日8時間の勤務の中で、無駄なところを見つけに行きましょう。
さっきの例で言えば、入院前に転倒して頭打つかもよ。っていうのは可能性としては否定できません。
病院はなにかしら治療をするので、手術だったり薬の影響で血圧が下がったりして倒れることもあります。
パンフレットや、同意書として説明文を作り、家族の了解をもらうといいでしょう。
もしものことが起きたときに、何も知らなかったんじゃ家族はいたたまれません。
そういう仕組み作りを1個1個作っていくことが、日々の業務時間の短縮に繋がります。
鬼のように管理職がしながら、有望そうな部下には教えながら一緒にやっていくと部下も急成長するし、仕事も効率が良くなります。
5Sは基本中の基本
看護師は、片付けれない人が多いです!
っていう僕も看護師ですが。笑
でも、
「皆さん主婦なのにそんなに片付けできないんですか?」
っていうくらいお片付けできない人が多いです。
多分原因は男性と同等、または男性以上にお給料もらうから。
「そんな、チマチマしたことやってらんねーよー!」っていう人が多いんでしょうね。
現場が片付いていないと何ができてて、何ができていないのか。わかりにくいです。
クリーンな職場を作ることも業務効率を上げるので大事です。
僕は、この片付け作業を特に重視しています。
例えば、
年間150時間。
この数字を見てなんのことかわかりますか?
この時間は、仕事中にものを探すのに費やす時間です。
1日に換算すると36分も探しものに費やしているのです。これが自分の部署の20人で換算すると、720分!こんなに無駄な時間を過ごしているわけです。
確かに聴診器が無いとか、鍵が無いとか、指示書がみあたらないとか、それで大騒ぎして、何人も一緒になって探す。って言う場面ありますよね?
それも整理整頓された現場だと起きにくいです。
自分たちで忙しくしているということに気づいていない人が結構多いんです!
定時で帰る前に、やるべきこと
たまに早く帰れるときは、さっさと帰ろうよ!
その気持ち。わかります。
でも、ナースステーションのデスクまわり。散らかってませんか?
ゴミをおいたままにしていませんか?
帰る前に1分間。片付け作業をみんなができるようなチームを作れると、「明日も定時で帰れる」そんなチームになれると思います。
まとめ
定時で帰るためにはいろんな努力も必要です。
目標は毎日定時で帰る。
もちろん、患者さんあってのことなんで絶対は無理です。
でも、看護師のメンタルヘルスを向上させるには重要なポイント。
まずは定時で帰るためにどうしたらいいのか。情報収集しまくることが大切です。
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参考にした本はこちら