看護知識

インスリンで血糖を下げると太る?これがわかればダイエットも成功するよ!

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こんにちは!ぎんたです。

今回は糖尿病を語るうえで欠かせないインスリンについて書いていきます。

 

あなたはインスリン注射が血糖を下げることから、インスリン=痩せると考えていませんか?

このページを読んで、インスリンの誤解が解いていきましょう。

 

インスリンとはなんぞや?

インスリンは膵臓から出るホルモンです。

そもそも膵臓はイラストのどれかわかりますか?

解剖をしっかりわからないとイメージが膨らみませんのでしっかりどれが膵臓かわかった上で次に進みましょう。

(ちなみに正解は上からピンクの臓器が肝臓。緑が胆のう、ベージュが膵臓です。)

 

インスリンは体の中で唯一血糖を下げるホルモンとされています。

膵臓のランゲルハンス島というところからインスリンは出ています。

ランゲルハンス島

ランゲルハンス島

引用元:https://www.terumo.co.jp/challengers/challengers/13.html

真ん中に集まっている島のような部分がランゲルハンス島です。

ランゲルハンスさんが見つけた島(=insula)から出るホルモンだからインスリンなんだそうです。

なのでインスリンは島の意味であるinsulaからきていると語源を知った上で覚えておくといいですね。

ランゲルハンス島から出るホルモン

ランゲルハンス島からは3つのホルモンがでます。

この3つはどれも重要なので覚えておきましょう!

すい臓

引用元:https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/medicine/karada/karada015.html

このイラストの名称は覚えなくてもいいです。

看護師として必要な知識は膵臓のランゲルハンス島に3つのホルモンがあるということ。

α細胞、β細胞、δ細胞からでる3つです。

 

α(アルファ)細胞からでるグルカゴン

グルカゴンは血糖を上げるホルモンです。脂肪を分解してブドウ糖に作り変えたり、肝臓に貯えられたグリコーゲンをブドウ糖にもどすなどして血糖を上げます。

血糖、つまりブドウ糖は活動するうえで必須のエネルギーであり、その半分を脳が消費するといわれています。

なので低血糖になると脳に与える栄養がなくなり意識障害が起きたりするのです。

そうなれば生命の危険が起きるため、体の中の蓄えを血糖に変えるグルカゴンがあるのです。

β(ベータ)細胞からでるインスリン

大まかに言ってしまえば血糖を下げる。

だけなのですが看護師さんになるからには、もう一個上の事まで知っておきましょう。

後述します。

δ(デルタ)細胞からでるソマトスタチン

ソマトスタチンに関しては、インスリン、グルカゴンの調整役という認識でいいと思います。

血糖を上げたいときはインスリンの分泌を抑制するなどしてコントロールしています。

 

血糖が下がるのはインスリンの作用による結果である

インスリンはどういう力をもっているのか。ちょっと違った視点で考えていきます。

糖尿病は、不摂生な食生活を続けてしまうことでなってしまう病気。というイメージがあると思います。(あくまでイメージです。そうではない1型糖尿病の人もいます。)

となると、みんなのイメージはこんな感じです。

 

こんなになるまで食べ続けると、当然インスリンを一生分使い果たしてしまってお薬で補充しないといけなくなる。という感じです。

じゃあ、なんでこんなに太っちゃったのでしょうか?

 

それもインスリンの作用なのです。

インスリンの働きは血液中のブドウ糖(食物中のグルコース)を細胞に取り込んで消費したり、もしもの時の為に余分なブドウ糖を脂肪にして蓄えたり、ブドウ糖をグリコーゲンに変えて(合成して)肝臓や筋肉に貯めておく。

この作業の結果で血糖値がコントロールされます。

インスリンによって血糖値が下がるのはただの結果です。

 

インスリン注射をすると太る?

答えとしてはYESになると思います。

前述したとおり、インスリンの働きによって

こんな感じになるわけですから。

 

でもですね、大事なことが一つ。

薬物療法の前に運動療法や食事療法の介入をしているはずです。

適度な運動や食事をしているうえで薬物療法を導入すれば痩せれるはずです。

なぜなら、しばらく続いた高血糖状態が改善するのでこんどはグルカゴンの出番が来るわけです。

グルカゴンは脂肪やグリコーゲンを分解して血糖を上げます。

簡単に言うとグルカゴンが体を痩せさせてくれるということです。

 

これを踏まえるとダイエットも成功する。

血糖値を上げると痩せる。ということは、ブドウ糖を消費するような活動が痩せを促進するということです。

ちょっと想像してみてください。

学生時代にスーパーガリ勉のような人が太っていましたか?

僕の周りにはいませんでした。

たいていこんな感じです。

どっちかというとほっそりとして、耳がちぎれそうなくらい分厚い眼鏡をしていました。

メガネは関係ないですが、勉強で頭を使うことでブドウ糖を消費し、グルカゴンがせっせと働くので痩せてる人が多かったのですね。

 

まとめ

インスリンとグルカゴンの関係性について考えることで糖尿病の病態を深く知ることができます。糖尿病を知るための基礎の基礎ですが、これを知っておくのと知らないのでは雲泥の差です。

また、インスリンの作用についての誤解を解くことでダイエットの成功に結び付きます。

スタイルのいい看護師さんになれるように頑張りましょ!

 

  • この記事を書いた人

ぎんた

サッカーと株式投資をこよなく愛するアラサーメンズです。

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