
喫煙者なら必ず一度は思ったことがあるはずです。
でもですね。
ちょっと待って下さい。
タバコを吸ったことがない人は、タバコが吸えないことにストレスを感じません。
喫煙者にしか発生しないストレスが、「タバコを吸いたい」というストレスなのです。
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解消されているのはニコチン切れ
タバコは吸った瞬間にニコチンが体内に吸収されます。
そして、タバコを吸い終わったその瞬間からニコチン切れが始まります。
そのスピードは想像以上。
血液内のニコチン濃度は30分で半分に。1時間で4分の1にまで低下します。
ニコチンの濃度が減れば減るほど、禁断症状が出やすくなります。
主な禁断症状がこちら。
・イライラ
・落ち着かない
・集中力が無い
・眠くなる
喫煙者が感じているストレスと同じですよね?
症状を改善するためにはニコチンを補充すればいいと、脳がわかっています。
この禁断症状(ストレス)を改善するためにまたタバコに火をつけるのです。
飛行機に乗る前に駆け足でタバコ吸いに行く
ニコチンは体内で分解されるスピードが早いことを説明しました。
2〜3時間もすればニコチン濃度は極めて0に近づきます。
(完全に消えるまでにはしばらくかかるのですが)
飛行機に乗る、大事な会議があるなどでしばらくタバコが吸えない状況になったときは、時間ギリギリまでニコチンを補充したりします。
一番おかしいのは、喫煙所まで駆け足でタバコを吸いに行っていること。
僕も経験ありますが、あれはタバコの奴隷です。
そこまでしてタバコを吸いに行かないと行けない理由がありますか?
タバコこそストレスであるということの証明です。
たばこ中心の生活
毎日、毎日。つまらない仕事。
「退屈だ。もっと給料のいい職場で働きたい。」
このように考えている人は、仕事自体がストレスになっている。
と、置き換えてもいいですよね?
「働くこと=楽しい」ではなく、
「働くこと=ストレス」
仕事を辞めて生活できるならとっくに辞めてますよね?
それなのにタバコはなぜ辞めないのでしょうか?
それは、「タバコ=ストレス」ではなく、
「タバコ=快楽」と、あなたが勘違いしているからです。
タバコ中心の生活で、自分が振り回されているのに、タバコは害だと気づいていない。
この考えを改めるのが禁煙の第一歩だと思います。
まとめ
タバコでストレスは解消できません。
解消できるのは、「タバコを吸いたい」という、喫煙者にしか起きないストレスです。
喫煙者はタバコを吸うことで、人よりもストレスを抱えていることを自覚しましょう。
ストレス解消法にはなりえません。